「ミュシャ展」が心にもたらしたもの | ボヘミアの宝箱 お店スタッフの声

「ミュシャ展」が心にもたらしたもの

国立新美術館で開かれている「ミュシャ展」を見てきました。

この展覧会がどんなにすごいものであるかは、以下の記事を参考になさって下さい。

 

チューリップミュシャ展 国立新美術館で開催-巨大傑作《スラヴ叙事詩》全20作チェコ国外、世界初公開

チューリップ「ミュシャ展」 国立新美術館

チューリップ混雑必至!ミュシャ生涯の傑作『スラヴ叙事詩』が日本に来る(稀代のグラフィック・デザイナーとして知られ、今もその人気の衰えることのない画家アルフォンス・ミュシャが晩年手がけた20作におよぶ大作『スラヴ叙事詩』。チェコの美術館に収蔵され、門外不出と思われていましたが、なんと2017年、日本に全作品が来るようです!)

 

「スラブ民族の歴史」と言っても、日本ではあまり馴染みがないと思います。それでも、この20点に渡る大傑作を見てしまったら、何かが心の奥深くに突き刺さります。

ミュシャ(チェコ語では「ムハ」と発音しますので、以下はそれで)が、民族を越え、国家を越え、時を越え、伝えたかったことーそれは「平和の尊さ」でした。大きく見たら、みんな兄弟である筈の人類が、なにゆえこうも戦い、殺し、支配し、力のない人々を恐怖に追いやるのか。なぜに、互いを尊重して調和し、一つになれぬのか。

 

50歳をすぎたムハが、このシリーズを描く決心をした心の奥底には、何があったのでしょうか。大きな大きな画面を見ながら、ずっと彼と対話するような、絵の中の人々と語らい合うような、祈りのような時間を過ごしました。私は、18〜25歳まで7年間、美術史を学びました。多くの美術館へ足を運びましたし、多くの展覧会を見てきました。

でも「祈るような気持ちで、1枚1枚の絵を見つめた。」というのは、人生で初の体験だったかな?

 

多くの絵の中に、「ボヘミア国の王妃エリシュカ」の肖像がありました。それほど手の込んだ絵ではなかったのに、その空間に入った時に、すぐにその女性と目が合いました。「あ、あなたなのね?」と思い、タイトルを見たら、まさかのどんぴしゃ!

混雑する会場の中で、少し離れたところから見た彼女の目は、「そう、それでいいの。ペドロがデザインして、あなたが語っているそのアクセサリーたち、私達の魂を見事に体現しているわ。その道を進みなさい。」と言っているようでした。うまく言葉にはなりませんが、「あぁ、正しい道を行けている!」という確信が持てました。

つい先日の、ショップチャンネルでの「ELIŠKA(エリシュカ)」放送時に語ったことに、すべてお墨つきを頂いたような気分になりました。

 

さて、よく「ガレリエ・クラール」へ足を運んで下さる皆さまには、私がこちらのステンドグラスを解説する時に話すことと同じような説明が、会場のそこここにあることに気づかれると思います。私は自分でも見ていて、「ぷぷぷ」と笑いそうでした。

この展覧会を見たあと、またクラールへお越し頂いたら、ステンドグラスがこれまでよりもずっと雄弁に、皆さまにいろいろ語りかけるんじゃないでしょうか。

私がお店におりましたら、是非この展覧会の感想を語り合いましょう!!お待ちしています。

 

店長ビビアナ

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