いきなり、破れかぶれのズボンの写真ですいません
。これは何を隠そう、うちの息子(小3)のズボンです。なんやかんやで2年ほどは履きましたでしょうか。
修復する身としては、そして縫い物が嫌いでない身としては、何度破られても「なにくそ、負けるものか!」と対抗して直してきたのですが、こうなりますともう観念です。遂にゴミとなりました。あんまり悔しくて、捨てる前に記念写真を撮りましたとさ。
これに限らず、息子の持つものはなんでも壊れます。というか、壊します。
日本ほどモノに溢れてはいないポルトガルで育った主人と、明治生まれの「なんでももったいない精神」を持つ祖母に育てられた私は「ものを大切にしてほしい。どんなものでもできるだけ長く、大事に使ってほしい。」と強く願っています。でも、息子は恐ろしいほどの「壊し魔」です。
は、初めに膝の所に穴が開き、アップリケをつけました。アイロンの糊づけだけじゃすぐに取れちゃうので、周りはぐるりと1周、糸で縫いつけてあります。でもすぐその下を破ってきたので、そこには古くなったTシャツの布をあてて、裏からも補強布をつけて直しました。
そしたら今度は、それをあざ笑うように、上側を破ってきました。「あんた、どんな遊び方してんのよ!膝んとこの布だけ、引っぱってんの!?」と激怒してみても、息子は「べーつにぃ、普通に遊んでるだけだけど。」と平気顔。
校帽のゴムも、赤白帽のゴムも、4月には新しいものに付け替えたのに、何ヶ月かするとあり得ない長さにびよ〜〜んと伸びて、白かった筈なのに真っ黒になってる。
こないだは学校の音楽界の直前になって、「これ、直して」と鍵盤ハーモニカのチューブを持って来た!「こんなもん、普通壊れるか?絶対新しいのなんか、買ってやらん!」と根性で修理していた主人。そう、モノがないポルトガルで育った主人には「なくなったり壊れたりしたら、すぐ買う」という思想はありません。本人がものを大切にしないなら仕方ない、買い与えるな!と普段から厳しく言っています。
先日、近所のサッカーチームに入れてもらい、息子がプレーするのを見に行った時のこと。終わるとしゃがんで、靴を履いているというのに、つま先辺りをボリボリ掻くようなしぐさ。???と思い、主人がよく見ると、靴にも靴下にも穴が開いており、息子はつま先部分の皮膚をダイレクトに掻いていたとわかった。
靴は普通の運動靴ですが、つま先部分が全部削れてなくなっており、まるで女性が夏に履くオープントゥのサンダル状態。買って1ヶ月ちょいしかたっていないのに、なぜこうなるの!?「お前は1年に何足靴がいるんだ!!」−お父さんは怒りますが、「ごめんなさい」と言いつつも、どうしたらいいかわからない息子。本人曰く、「ふつーに遊んでるだけなんだ」とか・・・。
うちのカーテンレールも、順調に1個ずつ壊れてきています。もう何度、カーテンをひっかけるあのパーツを買いに行ったかわかりません。最近じゃ、そのパーツがついていたカーテンの方も壊れてしまい、もう直し方がわかりません。なので、リビングのカーテンはちゃんと閉まらないまま、てろーんとなっています。
下の娘(小1)はそうでもありませんが、息子はどうも触れるものが皆、壊れていくようで。直せるものは極力直しますが、その親の能力の限界を試すように、次々と思いもしないものを壊していく息子。この闘いは、いつまで続くのだろうか・・・。
壊し魔くんのかなしく笑える歴史は↓から、お読み頂けます。
しょうがっこうせいかつ 2014.04.17
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2014年11月18日更新
「Bead Art Show」では、多くの皆さんにお運び頂き、ありがとうございました。いつもお店を見て下さっている皆さま、ショップチャンネルの番組を見て下さった皆さま、やさしいお言葉や様々なご感想をお聞かせ頂き、心より感謝申し上げます。頂いたお言葉を胸に、更なる工夫と飛躍を目指して参ります。
「これを、こう!?」っていう感じに壊してくるんだ、全部。
次は何を壊してくるんだろう?と身構える日々・・・。