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    チェコの旧友に会う

    2009.05.16 Saturday 18:21
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      あれは18年ほど前のことだったか。
      まだ私が、将来自分がチェコの国営会社に入社するとは、露も思わなかった学生時代の終わりに、「生涯で最初で最後の東欧訪問になるだろう」と考え、(当時の)チェコスロバキアを訪れた。
      大学時代に始めた合気道を、なぜかやめなかった私は、卒業後も新宿の本部道場に通い、稽古を続けていた。そこで、チェコスロバキア出身の友人に出会った。当時、たどたどしい英語でしゃべりながら、チェコがどこにあるのか、さっぱりわからなかった。おまけに「共産圏で、ソ連の衛星国?」という以外に、なんにも知らなかった。そんな所に、日本でもまだマイナーな合気道をやる人がいるの!?ー俄然、興味を持ってしまった。(back今思えば、これが今日の私に結ぶつく、すべてのきっかけだった。)

      道場の友人を頼り、クリスマスからお正月にかけて、3週間ほどチェコに滞在した。ホテルには1度も泊まらず、ずうずうしさでは天下一品の私は、合気道の友人の家をいくつか泊まり歩いた。その上、今まで訪れたどこの国でもそうしてきたように、泊まった家のお母さまかおばあさまから、チェコの伝統料理の作り方を教わった。
      今年の2月14日のブログ「ボヘミアのビール(3)」でも書いたように、その時に、チェコのお酒の飲み方も、一通り教わった。(とても幸せだった。)

      プラハの合気道の道場では、滞在中何度も稽古した。
      当時共産党政権下で、合気道の稽古をすることは、公式に禁じられていた。
      なせだと思いますか?
      合気道には試合がありません。勝ち負け、優劣を決めず、他人と「気」を合わせ、「和」を目指す考え方は、共産党政権からは「危険思想の1つ」とみなされていたのです。
      それでも合気道という不思議な武道の情報は、周囲の、特に地続きの西側の国から、いくらでも入ってきます。その時のプラハの友人達は、公式名を「古いスタイルの柔道教室」ということしにして、やっていました。何も考えず、日本でぽかーんと大学の合気道部に入った私とは、モチベーションが全くちがっていました。

      その時に友人になって以来、ずっと行き来の続いている人が何人かいます。私よりずっと年下の彼らですが、この5、6年は互いに出産・育児が重なり、なかなか会えないでいたのですが、やっと、遂に再開を果たしました。彼らが、日本での合気道の合宿に参加するため、来日してくれたからです。はずかしながらも、(せっかくチェコの会社の連絡事務所なわけですから)、このせっまいオフィスにも、来てもらいました。


      そして友人の一人が、左の写真にあるネックレスを、「これ、素敵!」と言ってくれました。
      それは「宝箱」デザインチームが、「オールボヘミアの良さを伝えよう!」と創ったオリジナル作品(AN0094-RH)でした。





      もう一人の男の友人は、色違いの方(AN0095-Gback)をいたく気に入り、奥様のおみやげに、と持って行かれました。


      私達が驚いたのは、彼女がつけると、同じネックレスなのに、日本人の私たちがつけた時とは、作品のイメージがガラリと変わることでした。肌の色?国民性?雰囲気?−何のせいなのか、とにかく自分達で創った作品の、全くちがう面を見せられ、とても新鮮でした。




      彼女は喜んで、その日ずっとつけてくれていたのですが、オフィスを出る前に、
      「チェコで生まれたビーズが、あなた達日本人の感性と手にかかると、こう生まれ変わるのね。私は、このネックレスに吹き込まれた『日本のこころ』が好き。
      チェコのデザイナーは、こんな繊細なものは作らないと思うから。ありがとう、チェコのビーズを、日本のスタイルできれいに見せてくれて。」

      と言いました。
      その時に、デザインチームのフローラの目に、キラリと光るものが・・。
      私には、彼女の心が、うれしくて震えているのがわかりました。



      作品を創り出す人達にとって、1つ1つの創造物は、作る人そのものであり、その人の分身のようなものです。
      それを、そこに入っているスピリット(=魂)ごと理解されたら、(普通そんなことは、あんまりないので)天にも昇りたくなる喜びです。

      武道を介して続いた友情が、思わぬ側面から、私の仕事と大切な同僚を、励ましてくれたのでした。

      清里へ、行ってきました(2)

      2009.05.13 Wednesday 19:38
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        今回のワークショップで、スタッフ一同、大変貴重なことを学びました。
        今日は、子供のもつ「奇跡の感性」について、お話ししましょう。

        イベント期間中、最もたくさんお寄り頂いたのは、中学生以下のお子様でした。みな、さまざまに自分の好きな色のビーズを選んでくれたのですが、その選び方に、私達の方がびっくり・ドッキリの連続でした。
        大人になると、どうしても心のアンテナより、理屈が先立ち、「自分は今日なぜかこの色に目が行くんだけど、普通はこういう色には、こっちを合わせるよね」なんつって、第6感で感じたことをねじ曲げてしまうことがあります。
        お子ちゃまに、それはありません。常識や理屈にはまったく関係なく、その日自分に必要な色をズバッと選びます。組み合わせも、実に自由に、普通ならあり得ないようなものを、1つのブレスレットに組み入れます。
        できあがりを見ると、まるで神様から「保色の新しい法則」を見せてもらったのか!と思うほど、新鮮で、しかもマッチしています。

        「無邪気」という文字通り、子供には余分なものがないんだ。だから何ものにも捉われず、心のおもむくままに、色と形を組み合わせることができる。
        この素直さ、純粋さ、空っぽさーこれこそが、創造活動を行なう原点である。そう気づいた時に、「宝箱」デザインチームが新しい作品を生み出す時に、チームの一人一人が、いかに「我」を取り払い、空っぽでいた方がいいのか、心底思い知りました。
        チームリーダーのペドロ君は、「ぼくは、清里で出会った全ての子供たちに、最も大事なことを再確認させられた!それだけでも、ここへ来たことを感謝できるぞ。」と、終始興奮しっぱなしでした。

        このイベント期間に、私の働くママ友Jが、3歳の息子・ぶんた君と一緒に来てくれました。
        うちの3歳の息子・まりぅとつるんで、元気一杯にホテルの中を走り回るので、私達としては「いかに邪魔させないか」という気遣いで頭がいっぱいでした。
        ところが、ぶんた君が「僕もやりたい!」と言い出しました。まだ無理だから、もう少し大きくなったらね。そんな風に言い聞かせても、納得しません。


















        で、ビーズを選ばせてみると、渋いうす紫系の色を選ぶじゃありませんか!試しにローズ先生が、「ゴム製ワイヤー通せる?」とやらせてみると、なんとなんとあっという間に、器用に通して
        しまったのです。後ろで、口をあけてぽかーんと見ていたぶんたママ・J。
        まさか、自分の息子が、3歳でオリジナルブレスレットを創作してしまうとは、夢にも思っていなかったことでしょう。

        それを見ていたうちの息子も、気づいた時には、やる気マンマン楽しい
        はりきってビーズを選び、ローザ先生の手ほどきをうけながら、制作。


















        そばで、ドキドキ・おろおろする私をよそに、こちらも仕上げてしまうではありませんか!
        できないに決まってる、と思い込んでいたのは親だけで、子供はそんな「思い込み」からも全く自由で、興味を持てばいきなりやるし、できるものなのね。友人Jと、(新米ママとして)また
        新しいことを発見いたしました。ありがとうございました。

        他にも、自分用ではなく「ママに作ってあげるの」と言って子供さんが選ばれたビーズは、ぐっとシックな大人の色合わせで、お母さんご自身も「私がこんな色をつけるの!?」と驚くような、素敵なデザイン・色合わせでした。
        お母さんを限りなく愛している子供だからこそ、お母さんに最もよく似合う色、今のお母さんに必要な色を、本能的に選んで、プレゼントできるのでしょう。
        そう思うと、物理的には親が子供の面倒を見ているようであっても、実は限りない宇宙からの愛・無償の愛をもらっているのは、親の方なんだ、と気づかされます。子供って、すごい!

        そんな「奇跡の感性」に多く触れ、実は魂が最も洗われたのは、私達の方でした。
        この機会を与えられたことに、八ヶ岳グレイスホテルさんと、あとは何に感謝したらよいの?
        そう私がつぶやいていると、ローザが
        「清里の山の神様だよ」
        と答えてくれました。

        5月11日の新着情報

        2009.05.11 Monday 00:00
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          こんにちはっ。宝箱ITスタッフ@少しびくびく です。

          もう先月になりますか、日曜に3時間ぐらい車でかかる場所に遠出した帰り道、急激な腹痛を覚えて、それからは胃と腸が雑巾絞りされるような痛みが一晩中・・・・(お下品で申し訳ありませんが)上からも下からも水分という水分は出尽くして、翌朝6時にとうとうふらふらになりながら救急に行きまして、でも症状のピークが過ぎた後だったので、原因は結局不明・・・。出たものを採取できればわかったんだけどねぇ・・・とのお医者さんの弁。
          今となっては朝に立ち寄ったファーストフードの店のタマゴがやばかったんでは?と思いますが(というのもそれ以外は全て主人と同じものしか食べてないので)、ウィルス性胃腸炎ということもありうるそうです。

          何はともあれ、普段胃腸が丈夫なのを自負する私も、あれはキツかったです・・・。胃腸系インフルエンザの時の苦しみなんか、あれに比べたら何でもないですね!ってぐらい。

          ということで、最近遠出の際の食事にはちょいとびくびくしながら過ごしているITスタッフでした。家ならまだしも出先であの事態は大変ですからねぇ・・・。

          ではでは、皆様は爽やかな初夏をお迎えくださいませ〜の、5月11日の新着情報でした。

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          2009年5月11日更新
          ボヘミアビーズのアソートパックに、種類が増えましたよ〜!
          注目は、チェコビーズの中に「アクセサリー素材缶」という新しいカテゴリーが登場したこと。ご自分でビーズのアクセサリー作りを楽しんでこられた方向けです。中にレシピは入っていませんが、入っている材料で好きに作ることができます。どうぞよろしく、是非挑戦してみてください!!

          チェコの職人さんが、1つ1つ手で編み上げたシードビーズの一輪挿しも、好評です。壁にかけられるのが、便利でよいようです。

          清里へ、行ってきました(1)

          2009.05.08 Friday 12:23
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            4/30〜5/6まで、清里の「八ヶ岳グレイスホテル」で、
            「ボヘミアビーズのワークショップ」というイベントをやっていました。













            写真にあるように、ホテルロビーの一角を借りて、アクセサリーの完成品と、「自分でやってみたい!」という方のために、ブレスレットやネックレスのいくつかの雛形と、選べるビーズをずらりと並べていました。

            期間中、足を止めて見て下さった方、
            座って「世界で1つの、わたしのアクセサリー作り」を体験して下さった皆さん、
            本当にありがとうございました。(ぺこり)
            ここで皆さんに手ほどきしていたのは、「宝箱デザインチーム」のローザでした。(詳しくは、右のProfile「デザインチーム」をクリックして、お読み下さい。)
            彼女には、軽妙で楽しい会話の中で、緊張している人の心を開き、ほぐす天賦の才能が
            ありますので、ただビーズのアクセサリー作りを教える、というだけでなく、皆さんの日常の疲れを癒して、解放しているように、そばで見ていた私には思えました。
            それと、自分の好きな色のビーズを選んでいる時の皆さんのお顔は、お世辞ぬきに、本当にかわいらしく、すてきでした。

            ふだんは、日本ーチェコ間の貿易最前線にいる私ですが、チェコビーズのことなど、全然
            ご存じない一般の皆さまに、ビーズの1つ1つについて語り、特徴をお伝えするのは、
            大変楽しい時間でした。
            「知ってもらえる」ということが、こんなにうれしいとは、我ながら驚いてしまったほどです。
            また夏にも、お盆休みのころに、同じ場所でやらせていただきます。
            訪れる方に、もっともっと楽しんで、もっと喜んでもらえるように、宝箱のスタッフ全員で
            工夫を凝らそうと思っています。

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