GWに、八ヶ岳グレイスホテルで行った「ボヘミアビーズによるアクセサリーのワークショップ」、またまた経験した素敵な出会いについて、ご報告させて頂きます。
2010年5月2日、ゴールデンウィーク真っ只中の夜の部(17:30〜20:30)のことでございました。この夜グレイスホテルでは、めでたく結婚式の2次会が開かれていたようで、地元の来賓の皆さまがほろ酔いで、時折私たちのコーナーの前を、(トイレへの行き来で)歩いておられました。「めでたそうだわ・・・」楽しそうな空気を、ローザ先生とともに味わっていると、ふと一人の若い男性が、自らこちらへいらして着席なさいました。
「娘に、作れるかなぁ」
お、お父さん、ちょっと、あいやしっかり酔ってますね?でもここでワークショップをやってるって、私達から声をかけなかったのに、なぜ知ってるの?きっと何度か通りすぎる時に、早い時間にやっていたお子ちゃま達をご覧になったのかしら・・?ま、いーや、そんなこたどーでも。
「できますとも〜、もちろん
でしたら、娘さんのお好きな色で、オリジナルにしてみませんか?ブレスレットがよろしいと思いますよ〜(ワクワク)」「好きな色ぉ?なんだっけ・・、あ、ピンクだ、ピンク。このピンクのハート、きっといいぞぉ。あとはこれとこれ・・・と」
うん、色選びは順調。通し始めたら、こちらも順調。
「酔っ払っていても、ちゃんと小さなビーズにワイヤーを通せるのは、まだ老眼じゃないってことね。若いパパ、がんばれ!」と心の中でつぶやきながら見守る。
「デザイン&メイド・バイ・パパって、すごくないですか?娘さん、きっとお喜びになるんじゃないかと。あの、よろしければお写真をブログで紹介させて頂いても、よいでしょうか?」「うまいこと言うネ〜。んじゃ、写真には『りこ』って名前を入れといてくれよ。」「かしこまりました〜
」
こちら、愛娘・りこちゃんへのお父様のデザイン、製作によるブレスレットです。
お次に、ご両親と夜空のお星様を観賞するために、お部屋からおりてきたお嬢さんが、興味を持ってくれました。「ストラップを作る」OKを頂いて、早速スタート。黄色のハートのものがすごく気に入っていたので、ビーズの変更はせず、そのまま作ることに。お子様が挑戦される場合、「極力自分でやれることはやろう!」方針ですので、ローザ先生はビーズを数えて準備するところから、ぜーんぶ指導。
そしてとても集中して作りきり、最後の仕上げを先生にお願い。「できたー!!」写真通りに、立派な出来栄え
。
これね、学校でお友達がいいなって言っても、簡単に真似できないんだよ。だって材料のビーズは全部ボヘミアガラスで、一般のお店には売っていないものも多いから。きひろちゃんの、記念のストラップが、いつまでもおそばで輝きますように。
さて、最後に不思議なお客様が、立ち寄られました。その方は男性で、やはり今夜の2次会のお客様の一人だったのですが、話のなりゆきで「ブレスレットを作ろう」ということになりました。
想定されている女性のお友達のイメージで、自由にビーズを選んで頂きました。なんだか甘ずっぱいような、不思議な「青春の香り」のする組み合わせ
。
きっとこれをプレゼントされる女性は、控えめで清楚でありながら、すっきりした気持ち良い性格の方なのでしょう。(ちょっとうらやましい・・・)
そして製作中に彼のご友人がいきなり登場。すっかりできあがったご友人は「オレのイメージでも1つ作ってくれよ!」と。あら〜、お2人ったらそんな関係でいらしたの?と冗談をこいていたら、なんとこのご友人が、本日の主役(つまり新郎)だったのですっ
「お、これはかなりおもしろいプレゼントじゃないっすか?本人のイメージにあわせて友人がデザインしたオリジナルブレスって、いいかも
」そんなわけで休む間もなく第2段開始。
しかしね、最初の時もそうだけど、お兄さん、ビーズの選び方がかなり直感的。ごちゃごちゃ考えず、先に腕が、指がビーズへ行ってる・・・。そんな風に持ってくる色の組み合わせが、またお世辞ぬきに素晴らしい。
「一体なにもの・・・」そう素朴に思ったローザと私は、思わず職業を聞いてしまいました。そしたら、「農業です。レタスとブロッコリーを作ってます」とのこと。むむぅ、やはり、毎日土と会話し、生きた物を扱っているだけあって、天然の感性が秀でている・・。
「こ、この人我が宝箱のデザインチームにほしい!!そしたら今懸案中の『ボヘミアの宝箱・メンズアクセサリー』すぐに発売だわっ!」などとまで思ってしまった。この時デザインチーム・リーダーのペドロ君がいなかったことが悔やまれる。ま、いい、それはそれ。今夜の、この奇跡の出会いに感謝。
私は5/2,3しか現場にいあわせませんでしたが、こんな出会いを、八ヶ岳の神様に導かれながら繰り返したワークショップでした。期間中めぐり合った皆さまお一人お一人に、心から感謝申し上げます。ボヘミアンビーズに興味を持って下さって、ありがとう
皆さまが持ち帰った作品が、末永く皆さまのそばで、美しい光を放ちますように・・。