近日中にアップします!とお約束していたもう1つのお笑いネタ、「言いまちがいシリーズ。」
前回から半年以上経過しているにも関わらず、もう8回目になるのですネ。こりゃ、子供が大きくなる筈だ
。
それでは、お兄ちゃん(まりぅ・5〜6歳にかけて)のネタから。
日曜の朝、ペドロ父さんは気が向くと、近所のパン屋へ行って、焼きたてのおいしいパンをたくさん買ってきてくれます。それを見て、まりぅが叫んだ。
「わー、ボクまよるっ!」「迷う」と言いたかったんだね。わかる、わかるよ、気持ちがはやって、ちょっと変になっちゃったんだね。(でもこの後しばらくずっと、「まよる」と言ってたけどね・・・。)
また別の日。「ママ、雨が降った時にどこかで待ってることを、『やまあどり』って言うんだよね、ボク知ってるよ。」
「ぷぷ、惜しいなぁ。雨宿りのことだね?」しかしよくもまぁ、うまくひっくり返るもんだ(笑)。
そしてテレビでお笑い番組を見ていたら、急に大声で
「はるな、ばんがれ」と言う。察するに、何かのゲームをしていた「はるな愛」を応援したかったらしいのだが、自分でも間違えたことに気づき、「あれ?変だよね?」とつぶやいている。「うん、変だよ、『がんばれ』だと思う。」「ボクも・・・(でへへ)」
(
ある日の朝ご飯。なんのこたない、中身は前夜の残りのクズ野菜)
では次に、いもうと(ほうみ・3〜4歳にかけて)のネタを。こちらは言葉を覚えかけてる頃ですから、毎日がネタの宝庫
とても全部は書き切れませんので、ほんの一部をご紹介しましょう。
ある時、中途半端に余ったお菓子があったので、ほうみにだけこっそりあげた。「誰にも言っちゃいけないよ」と。「うん」と受け取った後、お兄ちゃんとパパの前へ行き、
「これ、ヒミツだもん!だれにも言わないんだもん!!」と高らかに宣言。
おかげでバレたがな!(にーちゃんは当然怒るし・・。)言いまちがいっつーか、言っちゃいけないんだってば!!
さて、次はちょっと考えてしまうネタ。
「1個、2個、3個、4個・・・」とだんだん物を数えられるようになってきた今日この頃。ある日聞いてしまったのです、娘がこう言うのを。
「いっこ、にこ、さんこ、しっこ・・・」
4個を「しっこ」とな!!「ほうみちゃん、違うよ。さんの次は『よんこ』だよ」と教えるが、「ちがうもん、いち、にぃ、さん、しぃって数えるから、しっこであってるもん
」
もう自信満々。それも揺るぎない自信。
横からお兄ちゃんも、「でも数える時はよんこなんだよ!」と言うのだが、目に涙を溜めて、
「しっこ!!」と言って譲らない。ど頑固なペドロ父さんの血を引くほうみは、自己の中の理論が、これで完結しているため、絶対に聞き入れない。日本語がそもそもどういうものか、というより、「私がこう考えたのだから、こうであるっ!」というわけだ。
困った、一応正しい日本語の教育は(家庭内で)私の担当なので、なんとかしようと試みる。「えーと、じゃあさ、ほうみちゃん、1ばんめ、2ばんめ、3ばんめ、次はなんて言う?」
「しぃばんめ」
これまた自信満々。「よんばんめ」と言ったら、「ほうらね、4(し)はよんとも言うでしょ?」と教えようと思ったのに、機を失った。そしてこの日は、もうあきためた。そのうち、お友達から「ちがうよ」って教えられて、素直に直す日が来るでしょう。(
「結局人任せかいっ!」というツッコミが聞こえてきそうだが・・。だってー、頑固者を説得する方法を、私は知りまへん
。)
ほかにも娘は、「来(こ)ない」を「きない」と言ったり、公園で私を呼ぶ時も「ママも、こっちへきればぁ?」と誘うし、「ちがいました」を「ちがうでした」と言う。
なんだか外国人のような間違え方をするのである。別にペドロ父さんがそう間違えてるわけでもないのだが、どうも様子を見てると、自分なりに自分の頭の中で、「わたしの文法」を考えているようです。(日本人なら)普通はみんなが話してる言い方にあわせるもんですが、彼女はやっぱり欧州人の考え方なんですかねー。あり得ないほどジコチューの、白人的思考というか・・・。(旦那には言えないが
。)
あと、かわいい間違いとしては、ドラゴンボールの孫悟空のことを、「てんごくう」と言ってます。確かに悟空はよく天国に行ってますから、アニメを見ながらこんがらかってるんでしょう。
巷で流行っているAKB48の「I WANT YOU〜♪」という歌は、「あいもんちゅー
だよ、知ってる?」と、これまた得意気です。(もう直しません、あきらめました。)
どこかのお店の入り口にあった招き猫を見た時は、
「これ、まねこねき」と叫んでました。
そして「まつこデラックス」のことは、「まつこれだっくす。」 私が聞いて笑っていると、直後にまりぅ兄ちゃんが、「ほうみのあごの下の肉、まつこみたーい♪」と言った。確かにちょっと太めの娘のあごには、お肉がぷくっとついている。でも言うなよな、男ってほんとデリカシーがないんだから。
案の定、ほうみは激怒し、泣き出した。だからもう仲裁する身にもなってみなって!
喧嘩になったところで、今回の「言いまちがい」は、ココまでと致しましょう
。(つづく)
このおバカなシリーズ、過去ログをさかのぼって読みたい方は、
からどうぞ。
言いまちがい(7) 2011.06.10
言いまちがい(6) 2010.09.26