うぐ、うぐぐ、ブログをアップしたいのに、書きたいことは色々あるのに、なかなか叶いません・・・。時間がないのです。やらせてもらえません
。
ここでも度々書いているように、我が家は
フルタイムで共働きの核家族。
自慢じゃないけど、シングルファザーやシングルマザーの方々にも負けずと劣らないほど、余裕のない、綱渡りな毎日を送っています。
なんと言いますか、毎日「決死の覚悟」で業務に向かわないと、1日が終わりません(=会社を出られません。)幼い子供を2人持つ「親」ですが、それを理由に「社会人・仕事人」としての責任を、中途半端に投げ出したくはありません。
特に、「仕事の出来栄え(できばえ)」に関して、時間がなかったとか、最後の詰めが甘かったなどどいう理由で、完成度が低くなるのは、自分的には許せません。こんな厳しい状況の中で人の親になるとは、夢にも思っていませんでしたが、なった以上はもう止まりませんから、何が何でも走り続けるしかありません。
その走り続ける日々の中、さすがに「困った・・・」と弱り果てていることがあります。この4月から上の子が小学校に入ったのですが、私の住む東京都・墨田区には、保育園には延長と土曜保育の制度があるのに、学童保育にはありません。
区では、保育園と学童保育の担当課が違うわけですが、それが保育時間の矛盾の理由になり、懸命に働く親が、深刻な営業妨害を被らなければならない理由になるとは、到底思えません。
私の働く会社の営業時間は9時から6時。これはあくまでも定時ですが、いくら6時ジャストに業務を終えても、後片付けして、戸締りをして会社を飛び出せるのが、最も早くて6時20分ぐらいだろうか。
電車に乗り、駅からどんなに急いでも、学童保育の施設までは40〜45分かかる。だからフルタイムで働く親が、最速でたどり着けるのは7時前後なのだが、なぜか墨田区は
「保育園の平日の延長保育が最大8時15分までであるのに対し、学童保育は6時までしか預かってくれない。土曜保育も一切していない。
なぜ!?」
私はこのことを、墨田区に引っ越してきてから4年間、ずっと叫び続けている。子供たちが保育園に通っている時から、「いずれは小学校に入るのだから」と、引っ越し直後すぐに調べて、知っていたからだ。
区にも、電話やメールで何度も問い合わせ、なぜ年齢によって、子供を預かる時間に矛盾があるのかを聞いた。でも誰も納得のいく答えはしてくれない。電話口に出る人は、「はい、そうしたご要請があることはよくよく存じておりますが、区の制度は急に変えられませんので。」の一点張り。
彼ら公務員は、きっと仕事が5時きっかりに終わるんだろう。だから、それを基準に「お迎えは6時で十分」だと考えるんだろう。(単細胞というか、自己中心思考というか・・・。)
ならばなぜ、保育園の担当課は、実状にあわせた対応をしてくれているんだろう??わからないことだらけだ。
仕事をする親が子供を産んだら、自動的に保育園に入り、いずれは小学校に入る。そんなことはわかりきっているではないか。墨田区では、「子供が小学校に入ったら、親に仕事をやめろ、あるいは変えろ」というのだろうか?親がきっちり仕事できてこそ、税金も払えるというのに、その労働時間を削る行政措置をしておいて、徴税だけは変わらずにするのだから、やっぱり「血の通った区政」とは言えないと思う。
実は、息子の小学校入学前に、困り果てた私は「関東地方のフルタイムで働く、子供を持つ親御さん達」に、事情を尋ねまくった。そこで各自治体の対応に、奇妙な法則があることを発見した。
東京都周辺の、親が都心へ働きに行くケースが多い自治体の学童保育には、当然延長制度がある。それは、
6時までなんかに、親が職場から保育施設にたどり着くわけがないからだ。
逆に、都内には(保育園にはあっても)学童保育に延長制度がない自治体が多い。都内の役所は「職場と自宅が同じ都内なら、みんな早く帰って来られるだろ」とでも思ってんだろうか??都内っつったって、利用する交通機関や距離によって通勤時間は様々で、近郊県の人より格段に短いケースばかりではないのに・・・。
だから都周辺の自治体に住む働くママ友達からは、
「え、マジ、学童に延長ないの!?じゃ、仕事どーすんの?やめられないでしょ?毎日早退??冗談じゃない、私ならクビになるよ!!」とあきれられ、同情されている。
実際のところ、4月から毎日夫か自分が、これまでより1時間早く会社を出ねばならない、というのをやってみて、「これはもたないな・・・」というのが実感。私たちの体がではない。仕事の遅延がカバーしきれない、という意味で。
「たった1時間」であっても、夕方の5時〜6時の間って、国内ならばその日に進んだ仕事内容について確認の電話が多いし、(ヨーロッパとの時差で)日本時間の午後4時からチェコが動き出す関係で、大事なメールも国際電話もばんばん入ってくる。こうした時間帯に、責任者である私が1時間抜ける、というのは実害が大きい。
無論、できるだけ取引先に迷惑をかけぬよう、早朝に自宅で仕事をしたり、夫に家事・育児を押しつけて、深夜まで残業しながら、削られた労働時間を補うわけだが、子供の寝顔しか見られない日が続くと、さすがにこちらの気持ちも、子供の気持ちも、すさんでくるのがわかる。
結局のところ、行政の矛盾の最たる被害は、子供と自分の健康がかぶるわけである。
都内で、学童保育の平日の延長や土曜保育を実施していない役所の公務員さんには、こういう働く親たちの追い詰められた叫びは、届かないのだろうか?
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2012年5月1日更新
風薫る5月になりました!大冬の服を、やっとクリーニングに出そうとしている店長ビビアナです。世は連休だと言うのに、忙しくてランチをゆっくり食べてる暇がありません・・・(涙)。
ちょっと専門誌の領域に入ってしまうのですが、4/30に「LAMMAGA」という雑誌の最新号が出ましたので、お知らせです。これは、とんぼ玉(職人が1個1個手作りをするビーズのこと)が大好きな人に向けて発行されている雑誌ですが、ガラス工芸一般が好きな人も楽しめるような内容になっています。
私も今日手にして読みましたが、「なんだか美術館へ行って帰って来たような気分」になりました。たくさんの美しい写真とともに、芸術作品のようなとんぼ玉がどうやって作られるか、紹介してあるんです。
こんな素晴らしい本の中に、自分の書いた記事(「ボヘミアのランプビーズ」というタイトルです)がちろっと載っていて、逆にびっくりしてしまいました(汗)。今年は、こちらへも連載を致します。