ここで何度も書いているように、我が家は(生活のゆとりのなさでは、ちょっとやそっとでは負けない自負のある)フルタイムで共働きの核家族
。毎日毎日毎日毎日、どとーで嵐で、気がつけばクタクタなのに、なぜか次の日がやってきます。
息子が1年生だった時、学校で初めてのプールが始まろうとしていました。事前に学級通信で前もって(はい、それは十分すぎるくらい前に)、プール開きの日や用意する物など、きちんとお知らせがありました。
ところが時の間隔が空きすぎると、頭に入れたつもりでも、すっかり忘れてしまうのが、(高齢出産をした)中年ママのカナシイところ。準備は万端にしてありましたが、プール開きまでの間に、そのこと自体を忘れてしまいましたとさ。
いよいよ暑くなってきたある日。学童保育から帰ってきた息子が、目に涙をためて叫びました。
「ママ!!今日からプールだったのに、ボクだけ水着持ってなかった!だから1年生全部の中で、ボクだけケンガクだったんだよ」と・・・。
その時の息子は、まだ「見学」という言葉を知りませんでした。だから知らない言葉なのに、「とにかくプールに入れない」という理解をして帰ってきました。
はっと気づき、額に冷や汗がが垂れるが、とき既に遅し。
息子は、言い放ったあと、
「わぁ〜〜ん」と大泣きしていました。
黙って膝をつき、土下座。「ごめんなさい。」−これ以上、何を言えと。
しばらくずっと謝り続けました。土下座する私に、息子は「ボク、別にママにそんなことしてもらいたくないもん!プールに入りたかっただけだもん!ケンガクっていうやつの間、ずっと暑かったんだもん!」
その光景を想像すると、涙がちょちょぎれました。1年生の時の大反省はコレ。
今年は2年生なわけですが、12月に入ってようやく、今年度は算数の時間に子供達の習熟度によって、クラス分けされていることを知りました。ふぅーん。
そしてついこの間、また息子は言います。「ママ、クラスで三角定規と分度器持ってないの、ボクだけなんだけど・・」と。
ど、ドキッ
またやってもうたか!? 何やら息子の話をよく聞いてみると、2学期の途中から三角定規を使っていた模様。「なんで言わないのよ!」と言うと、「ボク言ったよ。で、ママ『考えとく』とかなんとか言ってたじゃん!」
そんなこと言ったっけ? 多分通信で「親が用意するもの」として連絡されていたのだろう。連絡物には結構目を通しているので、多分私も一度は読んだのだろう。覚えていないだけで。(ここまでくると、軽いアルツハイマーか?!とか思っちゃう、自分で。)
3学期になった今さら、昼休みに焦って、文房具屋へ走る私。その夜、新品の三角定規に名前を書いて渡すと、息子はごっつう嬉しそうに、筆箱に入れるのであった。
「やっと、ボクにもある」と呟きながら・・。
またまた涙がちょちょぎれそうな私。
今まで必要な時に、うちの息子に貸してくれていたクラスのお友達の皆さん、ほんとにほんとにありがとうございました。
こんな涙が自分ににじまぬように、がむばってみるよ、ママは。
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2014年1月16日更新
2月に開催する中級・上級レベルのお教室の募集を始めました!
今回の教材は、「シューティングスター」(中級)と「午後の茶会」(上級)。どちらも、午前・午後の4時間の講習で、がっちり取り組める良い教材となっています。宝箱デザインチームのユリエこと、松本先生とがっちり4時間向き合うのも、なかなか愉快な時間です。
お教室については、今回から新しい取り組みも始めます。教材は毎回変わっていきますが、皆さまの中には「あぁ、前回あれをやりたかったのに行きそびれた〜。」「キットを買ってみたけど、実はうまく仕上がっていない・・・。」などの理由で、その時の教材以外のものを習いたい方がいらっしゃるかもしれません。そんな時はまず、info@bohemiabox.com にご連絡を! 人数に余裕があれば、極力そうしたお声にもお応えしたいと思います。
そんなわけで、今年も皆さまと共にステップアップしていけるお店を目指したい、と願う店長ビビアナでした。