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しばらく前に、「保育ママ」になった私の妹のことを書きました。以後その記事へのアクセス数が結構ありまして、世間からの関心が決して低くはないことを知りました。
まずはちょうど年度の変わり目でしたから、保育園以外の預け先を必死で探しておられる保護者の方がおられたこと、そしてここのところ保育ママのところで起こった事故についてのニュースが、幾つか報道されたことが、関心を引いた理由だったようです。
私たちの田舎の父も、「世間からの風当たりが厳しくなるのではないか・・」と妹のことを、心配していました。
そこで、またまた妹に、最近の様子を聞いてみることにしました。
妹のところでは、預かる子供が5人になっていました!自宅で行う保育ですが、法律的にはこの人数の子供に対し、常に2人は保育者がいなければいけないことになっています。しかし彼女は「きめ細やかな、目の行き届いた少人数保育」を目指していますから、敢えて2〜3人体制をとっているそうです。
保育者が妹を含め、2〜3人。でも妹以外の補助の方は、同一人物ではなく、常に色々な人が、入れ替わりたち替わりサポートに入ります。(すべて市の認定を受けた方ばかりです。)のべ7人の方が出入りしているそうです。これも、「保育者の自宅」という、閉鎖的だと捉えられがちな空間を、公共性・透明性を高めたものにする工夫の1つでしょう。
加えて、週に1度は、市から巡回の人が保育の様子を見に来られます。ここのところ報道された事故のニュースなどが伝えられると、その都度「危険なことはさせぬように、より一層気を引き締めて保育にあたりましょう。」という指導もなされるんだそうです。
うれしいニュースもありました。
◆何軒かの保育ママを見学され、さんざんお考えになった後、「ここでお願いしたいです」と言われた保護者がいらっしゃったこと。
◆実際に利用した方々からは、「こんなに融通がきくとは思っていなかった!!」「こんなにきめ細やかに見てもらえるとは・・!」「食事は仕出しかと思っていたら、すべて手作りなの!?」など、良い意味で驚いて頂けたこと。
こうした保育ママの良い面が、実際の利用者の口からもっと多くの人たちに広がり、マイナスのイメージが減っていくといいなぁと思いました。
「預かる子供の数が増えても、保育の質を落としたくない。」と語る妹。はりゃ、この子、こんなにたくましかったかな?−いつまでたっても「末の妹」だと思っている長女の私などには、目がぱちくりするほどの「しっかりお母さんぶり」でした。
日本で子を産み、育てようとする方々が、少しでも心強く思われますように。
このシリーズを最初から読みたい方は、からどうぞ。
こんな職業をご存知ですか?(1) 2014.03.05
こんな職業をご存知ですか?(2) 2014.03.06