宝箱では、今年1月の教室に
「アイスレーゲン」 で初登場されたせいのまりこ先生。
前回の教室案内で、せいの先生の人となりがわかるインタビューをしたら、必ずここで発表することをお約束していました。今回は5月教室の教材とともに、是非それをお伝えしたいと思い、店長ビビアナ、全力でインタビュー内容をまとめてみました。
せいの先生とビーズとの関わりは、およそ10年前。入院をし、1年間何もできなかった時に、「昔から好きだったエジプトのヒエログリフを勉強しよう!」と思いたちます。それをしながら天然石や古いアクサセリーに触れ、自分でもやってみようかしらと、家族に材料を買ってきてもらい、作り始めたことがきっかけ。
以来独学でどんどんご自分の世界を広げ、ある時せいの先生の講習会に来られた方が、ビーズなしのドイリー(レースの敷き物)を作っているのを見たことが、タティングとの出逢いでした。
一般的なタティングは、糸が主役で、ビーズをちょっとだけつけることが多いのですが、せいの先生のおやりになる「ビーズタティング」は、ビーズが主役。すべてがビーズありきで始まりますから、糸だけのタティングや、他の方々がおやりになるスタイルにはご興味がないとのこと。こうしたことからも、いかに独特の世界を創っておられるかがうかがわれますね。
デザインのインスピレーションは、特に降ってこないといいます。ビーズそのものから着想はせず、幼い頃から親しんできた絵画・建築物・植物・音楽などから着想が生まれるそうです。
なぜに建築物?と聞いてみると、「物心ついた頃から、うちに写真集があり、自然に。好きな建築物?
白鷺城、熊本城、ウィーンのシュテファン寺院、でも他にもありすぎて、答えられません。ちなみに最も好きなのは、
奈良・興福寺の阿修羅像ー私の初恋の相手です!」とおっしゃいます。
「小さい頃、特に手芸が好きだったわけじゃありません。でも絵が好きでした。私の色彩感覚は、そうしたものから来ているでしょうか。紫色、淡い色が多いと言われます。
紫好きはガンダムファーストの、ガルマ・ザビの髪の色からきていると思います。」とも。なんとも引き出しの多い、豊かな感覚をお持ちです
。
おもしろくなってきたので、他に好きなものは?と聞いてみました。そしたらお答えは、
「トムキャット(戦闘機ですー?な方、ネットで検索してみて下さい)、日本刀、某王子さま」
とのことでございました。(某王子さまについては、
せいの先生のHPのトップページをつつーっと下に行かれますと、左側に「王子イラスト」というバナーが出てきますので、そちらからじっくりとご覧下さいませ。)
さて、今挙げてきたようなせいの先生のお好きなもの、これらをすべて貫く共通項はなんでしょうか・・・?
それは
「美しさ」 です。
「美しいもの」に惹かれ、それらがご自身の創造の泉の中で、様々な形となり結晶するときーここにこそ、せいの先生の作品の源泉がありました。
は、5月教室の教材である「ボヘミアの薔薇」というネックレスですが、なんと着想は
「チェスキー・クルムロフの5弁の薔薇祭り」と言いますから、店長ビビアナもたまげました
(チェスキー・クルムロフというのは、チェコ共和国にある世界遺産に指定された、中世の趣をそのまま遺す美しい街です。そこで行われるお祭りのこと。)
ネックレス部分の、グリーンからローズへのグラデーションに伴って、かわいいビーズたちがまとわりついている表情がなんとも可憐で、せいのさんらしいなぁ、と私などは感じるわけです。
ちなみに、ビーズに触っている以外の時でリラックスすることは?と尋ねると、「ペット(セキセイインコ)と遊んでいる時」とのこと。
話せば話すほど楽しく、深く、話題につきないせいのまりこ先生。この独特の世界観を、教室でビーズタティングを習いながら、味わってみませんか?
生徒さん、
大募集中でございます
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