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私はそれを聞いてとても悔しかったんですけど、その時チェコ人との
商談に出てくる日本の商社の人たちは、皆それほどバカにされても仕方ない
「情けなさ・弱さ」を持っていました。年をとっているほど、
「白人に対する劣等感」が強いな、ということにも気づきました。
あぁ、これが敗戦国・日本か、と。
商談を通訳していて、
「もっと強い気持ちと情熱を持って、チェコ人とやりあえば、いくらでも
いい条件を引き出せるのに、それをしようともしない。その自信がない
日本の商社マンたち」を見て、
「あぁ、世界の政治の舞台でも、日本の政治家はこんな風なんだろうな。
英語なんかできなくたって、誰にも負けない矜持があったら、対等に
渡り合えるのに・・・。」
とがっくり肩を落としました。
対する日本人はと言うと、「物凄い高みからの経済的な優勢思想」を持って
いました。そしてチェコのことも、チェコ人のことも、
「ソ連の衛星国で、何ひとつ自分達の思い通りにできなくてかわいそう。」
「信じてもいない共産主義を押しつけられて、嫌々従っているだけなんだろう。」
「がんばっても給料が同じ体制だから、やる気出ないよな。国も人々も
貧乏だもんな。」
と、心中あわれんでいました。
実際、当時のチェコは日本政府から「開発途上国」の認定を受けていたので、
チェコから輸入するものは、特恵関税制度が適用され、何もかも全部が
無税でした。(今はしっかり関税がかかります。)
だから「貧乏な共産国を助けてやらねば・・」−そんな上から目線で「買って
やってる」と、そのまま言う人もいたくらいです。
勿論、その蔑称の含まれた表現を、そのまま訳すことはしません。
極力、蔑視の思想が入らぬ言葉に置き換えて、商談がつつがなく前に進むこと
を優先しました。
ですけど、ずーっと通訳をしていて、「なんじゃ、これは」と思ったのも、
事実です。
チェコ人はチェコ人の物差しで日本人を見下し、
日本人は日本人の価値観でチェコ人を見下す。
どっちも、「腹の中で、相手を下に見ながら」話しているわけです。
しかもどちらも、頭の中で自分の優勢思想が優勢になり、相手に心中バカに
されていることに気づいていないのですから・・・。
両者の間で、時にはどっちかに与(くみ)する気持ちになったり、
そりゃアカンやろと思ったり、
お前、バカちゃうか!と呆れたり、
色んなことを思いながら、商談や接待に参加していました。
(4)へつづく
私が25歳で就職した時、日本はバブル経済は終わっていましたが、
まだまだ(今に比べれば)すごくましな時でした。
そんな時に、チェコの国営会社の社員になってしまった私は、
チェコ本国から様々な人が来日するたびに、日本の商社や輸入業者と
商談をする際の、通訳をしていました。
通訳なのですが、仕事は言葉を置き換えるだけじゃありません。
最終目的は、商談を成立させ、チェコ本社のために売上をもたらすことです。
だからできるだけ商談の時間内に、それが無理ならその人の来日期間内に、
話をできるところまで前に進めるために、言葉は「あくまでも前向きに」
置き換えます。
日本人ならでは言い回し、欧州人ならではの言い回しは、逐語訳しません。
本当の意味するところをズバリと伝えます。
そんな中で、日本人・チェコ人の双方に、「言葉の中に含まれる、微妙な
ニュアンスや感情」があることに気づきました。
チェコ人はまず、日本人に対して「白人としての優勢思想」を持って
いました。サルのような顔をした、でも金だけはごまんと持っている
(自分達が見下した)日本人から、いかにより多くの金を引き出すか、を
常に考えていました。
日本人に対して、あまり敬意は持っていませんでした。どちらかと言えば、
「お前らがボヘミアガラスを欲しがるから、売ってやってもいいよ。
イヤなら買うな。」という姿勢でした。(これは、売れても売れなくても、
自分の給料には影響がない共産主義のシステムと、アジア人蔑視の両方から
来る態度でした。)
また、日本人が議論・口論に弱いことも知っていました。だから
「意見が対立したら、より強く言い張れ。少しすごめば、あいつらは
すぐにしゅんとなって折れてくるから。」
という指示が、上司から部下に飛んでいました。
日本人として、これを聞いていた私の気持ち、想像できますか?
(3)へつづく
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2020年4月28日更新
GW中の発送は、土日と祝日をお休みとさせて頂きます。ご指定頂く到着日時のご希望に添えない場合もありますので、あらかじめご了承下さい。
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ようやく、春らしい気温になってきましたね。
顔にあたる風がまだちょっと冷たいことを、洗濯物を干す時に感じます。
今日から新しい連載を始めます。お時間のある時に、ちょくちょく
読みに来て頂けたら、そして何か感じて頂けたらうれしいです。
私は日本の、とある田舎で育ちました。いくつかの外国語を学ぶ機会があり、
外国語は話しますが、日本以外の国に住んだことはありません。
比較的多くの国に旅したことがある方だとは思いますが、「訪問」と
「暮らす」はまったく違いますから、本当の意味で「外国に身を置く」と
いうことをわかっているかと言われたら、わかっていないと思います。
「人種差別」という概念は、知識として知っていましたが、田舎から東京へ
出てきて何年か暮らすぐらいでは、特に感じたことはなく、やはり身をもって
体験したのは、日本という国を出て、外国にいた時でした。
私がイヤな思いをしたのは、イタリア、ドイツ、フランス、中でもフランスが
飛びぬけて不愉快でした。
逆に差別を感じなかったのは、北欧諸国(スウェーデン、フィンランド、
ノルウェー)、イギリス、ポルトガル、南米(ブラジル、アルゼンチン、
ウルグアイ)、北米(アメリカ、カナダ)、アジア諸国(韓国、香港、マカオ、
マレーシア、シンガポール)、ハワイ、グアム。
差別はされなかったけど、もんのすごく珍しがられ、あまりにもジロジロと
見られたので恥ずかしかったのが、旧東ドイツ、チェコ、スロバキア、
ハンガリー、でしょうか。
私が感じなかった国の中でも、差別はあると思います。たまたま私が、その
機会に遭遇しなかっただけで。だけど、人種差別だけでなく、男女差別も
含めて、「本当に差別がなく、限りなく人を平等に扱うな〜」と心底感じた
のは、北欧3国(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)でしたね。
北欧の人たちは、他国・他民族に対して「自分の方が優れている」とか
「自分の国の方が経済的に豊かだ」いう上から目線の優勢思想も、あまり
持ち合わせていません。→この後者のやつ、逆に日本人が無意識のうちに、
他国の人に対してちょ〜持っている優勢意識です。もう経済的に没落して
長年になるのに、いまだにプライドだけ、バブル経済時代のままの人、
結構います。
(2)へつづく
おとといから始まった「フォルサ!キャンペーン」に、
さまざまな皆さまから、さまざまな好意的なご反応を頂きまして、
誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
メルマガにお返事を下さった皆さま、少し遅れ気味ですが、
店長ビビアナから1つ1つお返事をさせて頂いています。
注文を通してだけでなく、こうした皆さまとの「つながり・やりとり」を
大切にしていきたいと存じます。
さて、学校に行けない我が家の中学生の子供たち。
ほぼ毎日学校や先生方から、心のこもったメッセージが届きます。
何日か前、娘の担任の先生から「皆さん、運動不足にならないように、
先生のお薦めする10分間の筋トレ(初級)をやってみて下さい!」と、
動画が送られてきました。
気になった私はちょっとだけやってみたら、いきなり「びぃぃーん!!」と
背中の筋肉がつり、激痛。声も出ない・・。
「こ、こんな筈では!?」と翌日気を取り直して、10分間やったところ、
息は切れるわ全身汗だくになるわで、翌々日にあり得ないほどの筋肉痛に
見舞われました。「若者への初級」は、「中年への上級」だったことを
思い知った次第でございます(涙)。
同じ先生から、以下の動画も教えて頂きました。
これは、一見の価値あり、です。是非見てみて下さい。
あさってから、ここで「差別の構造」という新しい連載が始まります。
それともリンクしている内容です。
おうち時間がたくさんある今、忙しい時には考えないようにしてたテーマ
にも、じっくり向かい合ってみよう、という企画です。
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2020年4月22日更新
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★注文はいつも通り、24時間受けつけていますが、5/2までの間、土曜日の発送業務がお休みとなります。どうぞご了承下さい。
★フェリシモ・SeeMONO(シーモノ)でお届けしている「チェコビーズコレクションの会」ー大評判のため、カタログに再掲載となりました。 どんな会なのか、改めてご紹介しています。(1)と(2)からお読み下さい。
★☆【ボヘミアの宝箱】より耳よりなお知らせ☆★ 2020/4/22
<<今日から「フォルサ!キャンペーン」が始まります>>
期間: 4/22(水)正午頃〜5/31(日)まで
対象: 全商品(現在セール価格のものを除く)
割引率: 10%
*期間中、お買い物をして下さったすべての方に適用されます。
本日のメルマガは、当店ペドロ・リベイルからの、直メッセージです。
少しだけ補足説明を。店長ビビアナである私がこの仕事について26年。
16年前に不思議な縁に導かれて、ポルトガルで代々ガラス職人の家系に
生まれたペドロと結婚し、翌年に仕事上でもパートナーになりました。
その間2人の子供を育てながら、東日本大震災を通して、多くの方と
同じように、初めて命の危険を味わいました。
今回、また別の意味合いの危機に直面し、彼自身、遠く離れた祖国の
家族を思いながら、なんとしてもこの危機を日本の皆様とともに
乗り越えたい、互いに頑張りましょう!という強い気持ちを込めて、
このキャンペーンの実施を決意致しました。
(*フォルサ!とは、ポルトガル語で「がんばろう!」という意味です。)
ペドロ・リベイルです。ポルトガル生まれです。
チェコ共和国から、ガラス製品・コスチュームジュエリー・芸術作品
などを日本へご紹介する南蛮貿易を興して、およそ15年になります。
日本はこれまでにも多くの自然災害にあってきましたが、このたびの
危機はほとんどの人が経験したことのない、新しい危機の形を私達に
突きつけています。
そうした中で私達が考えたことは、皆様が自由な外出を制限される
長い間、家の中で快適にすごすお手伝いを、会社としてどうしていけば
いいのか、ということでした。
私達の扱うものは、食事やゲームなどとはまた違った「心の静寂、
やすらぎ」をもたらす便利なツールで、応用の仕方は多岐に渡ります。
だからこそ、特に今のような「人との接触をできるだけ減らさねば
ならない状況」の中で、多くの方に望まれていると感じています。
普段からさまざまな方の「幸せな気持ちづくり」に携わる者として、
今私達にできる唯一のことは、皆様がご自宅ですごす時間のストレスを
少しでも解消できるものを、私達の得意分野から、継続してお届けする
ことです。
私達は強い信念と情熱を持ち合わせた、エネルギッシュな少数精鋭の
チームです。現在の厳しい状況の中、スタッフの感染リスクを避ける
ためのあらゆる策を講じながら、ネットショップの皆様からのご注文を
通常通りに出荷することに、全力を注いでいます。
それが、私達から皆様にお贈りできる「最高のエール」になるのでは?
というのが、今回のキャンペーンを始めるに至った経緯です。
また「フォルサ!キャンペーン」を行いながら、できる限り、新商品の
ご紹介も続けていきたいと思っています。
私の心からの願い・・・
それは、このウイルスの問題が一刻も早く終息することと、
この闘いが終わるまで、皆様の気持ちをずっと鼓舞していられる存在で
ありたい、ということです。
それらをすべて運営する南蛮貿易(株)を代表して
ペドロ・リベイル
*メルマガ登録の解除をご希望の方は、恐れ入りますが、こちらより
お手続きをお願い致します。
一般的に、フェリシモの楽しいところは、
★一度頼んだコレクションが(断らない限り)毎月届く→これが、めっちゃ
ワクワク感を生む!
★扱う素材の楽しみ方を、独特の視点からすごーく広げてくれる→目からウロコ!
が頻繁に味わえる。
じゃないでしょうか。
私自身、フェリシモのいち顧客でもありますが、「毎月届く」っていうのが、
こんなにも楽しみになるものなのか!と初めて注文した時に思いました。
生活の中の、なんでもないものなのに(そう、特別なものじゃありませんでした、
私が注文したものも!)、何回か受け取ると「あ、もうそろそろだな♥」って、
毎月同じころに心躍るようになります。
そしてもう1つの特徴ー「コレクター心理を、これでもかというほどくすぐる」
こと。「チェコビーズコレクションの会」も、ハンドメイド目的のほかに、
集める=コレクトして下さっている方も、結構いらっしゃいます。
毎月、ビーズと一緒にワイヤーと台紙が届きます。
それを縫い合わせていくと、自分だけの「ビーズの見本帳」が完成!
情報カードと一緒に集めていくと、とても面白いコレクションになります。
SeeMONOのロゴの入った8種類のビーズ
を、そのまま収納しておけるボックスが
ついてくるのも、憎らしい演出です。
これだと余計な場所も取らず、コンパクト
にコレクションが続けられますね。
フェリシモはいつも「集める人の心理」
をとことんまで読んで、その心のかゆい
ところに手が届くような、きめ細やかな
装備を全部提供してくれます。
すごいなぁ、と脱帽のひと言。
チェコビーズの魅力を、こんな切り口で世に紹介して下さり、
(毎月の情報カードを通して)そこに彩(いろどり)を添える機会を私に下さり、
このコレクションを通して、(それまでビーズに疎かった方も含め)多くの人を
幸せにする。
新しい幸せの創造
これぞ、フェリシモの社名の由来(イタリア語の「Felicissimo=最高に幸せ」)に
ピッタリ一致しています。
今、なかなか外出できない日々が続いています。こんな時だからこそ、一度
申し込めば、毎月自動的に「幸せ」を運んでくれるフェリシモのコレクション、
どうぞご利用下さいませ。
「いろいろな形や色に魅了される チェコから届いたガラスビーズコレクションの会」
これを紹介した昨年夏の記事は、
こちらから。
同じく、フェリシモで展開する
「チェコのボヘミアガラスで作ったシャンデリアルースの会」は、
こちらからお読み頂けます。
開始当初からとても評判がよかったのですが、月を追うごとに申し込みされる方が
増え、今では毎月1,000人以上の方がお受け取りになられています。
大人気のため、SeeMONO(シーモノ)のカタログでも再掲載となりましたので、お知らせいたします。
毎月、8種類のチェコビーズが届きます。
そして毎回漏れなく、案内役である私が書いた情報カードが一緒に届きます。
これがとってもおもしろいんです!(と多くの方に喜ばれています♡。)
どの月から受け取られる方でも、楽しめる内容になっています。
それぞれのビーズの誕生秘話や、製作サイドの裏話を知ってみると、
またビーズが違って見えてくる、という不思議な効果も実感できます。
「どんな素材も、うまく生かして、とことん楽しめるようにして紹介する」のが、
フェリシモさんの手腕だと思いますが、このチェコビーズの会では、どんな
ところに、そのフェリシモらしさが現れているでしょうか・・?
(2)へつづく
では、彼の制作現場のお手元を、ちょっと拝見しましょう。
(2)で見たガラス棒が、バーナーの前で溶かされているのがわかりますか?
原材料のガラス棒は、色によって
ガラスが溶け出す融点が違います。
それを長年の勘で会得している彼らは、このあと続く一連の工程を魔法のように、あっという間にやってしまいます。(925シルバーの)銀箔を入れるのも、一瞬でやります。
➡の写真には、箔を入れ、少し温度の下がった状態のカボションが映っています。
こんな風に融点のゆらぎの中で、1つ1つ手作業で入れられる銀箔なので、決して同じ表情のものがないことを、わかって頂けるでしょうか?
皆さまにご注文頂き、どんな表情をした子と出逢うかは、正に一期一会で、これが決して大げさではないということもわかって頂けると思います。
最後に、チェスカさんの
笑顔を。これはショップチャンネルのテレビ放映用に
「なんとしても笑顔を!」
と協力をお願いしたものですが、なんとも笑い慣れていない、ぎこちない笑顔が、本当に不器用な職人さんを現わしていて彼しいなと、今でも時々ほほえましく見返しています。
有名な俳優ではない彼が自然に笑えないのはよいのです。その代わり、
彼の手が作り出したカボションは、
1つ1つが最高に雄弁で、ロマンチックで、銀河の輝きを称えています。
あなたの手に届いて、このカボションに宿った彼の魂を感じて頂けたら、
どうぞそれに応えて、あなたの感性を最大限に開いて、あなただけの
何かの形にしてあげて下さい。
それにはきっと、あなた自身の生命力も加わり、どこか「人の目を惹く、
パワフルなアイテム」になっているだろうと思います。
このハンドメイドカボションを、「ボヘミアの宝箱」からお届けできるように
なったことを、心から喜び、そして誇りに思いながら。
店長ビビアナ
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2020年4月15日更新
★ハンドメイドカボションがデビュー!この魅力を語った店長
ビビアナの解説はこちら。順番に是非ご一読を!!
★今だけ限定の「クラールセレクト」に、かわいいビーズがいっぱい!!
★創業以来のロングランヒットアイテム・パンプキンに新色が、リーフには新しい
形「グレープリーフ」が登場!
★シャルロットビーズの楽しみ方については、こちらの連載をお読み下さい。
★ご注文はいつも通り、24時間受けつけていますが、5/2までの間、土曜日の発送
業務がお休みとなります。どうぞご了承下さい。
初めは、パーツとして販売するつもりは、全くありませんでした。
私達のオリジナルブランドである「ELIŠKA(エリシュカ)」のコスチューム
ジュエリー制作に、欠かせない材料ではありましたが、それも彼が私達からの
依頼に応じて、作る気になってくれた時だけの話でしたから。
2017年に、ショップチャンネルで「ELIŠKA(エリシュカ)」の放送があった時、
彼に頼み込んで、初めて制作現場をカメラで撮影する許可をもらいました。
その時に撮った貴重なショットから、チェスカさんの工房の中と、彼の手元を
ちょっとだけご紹介しましょう。
これは彼の工房の中。
なにやら不思議なガラス棒が
たくさん束ねられていますが、
これこそが、制作の原材料と
なるガラス棒たち。
こうして見ると地味ですよね。
この原材料は、チェコのある
特殊な工場で作られています。
すべてのガラスパーツを作る
職人は、皆これを入手する
ところから仕事が始まります。
ところで、この棚のうしろの壁、
お気づきになられましたか?
これは、築100年以上の古〜い
工房の壁なんです。一体彼の
何代前から使われてきたんでしょうねぇ?
そしてこちらは、彼が実際に使っている道具たち。
この中には、先の世界大戦より前から使われてきたものが、本当にあります。彼の家系で、代々受け継がれてきた「大切な道具たち」です。
私の主人であり、宝箱デザインチーム・リーダーのペドロ君は、実際に
彼の工房を訪ねているのですが、
こんな風に言っていました。
「日本人が想像するヨーロッパのおとぎ話に出てくる、典型的な古くて小さなレンガ造りの小屋だった。
彼は照れ屋で、言葉少なで、そういうところも、この地方の典型的なガラス職人といった感じだったな。
作ってるところを見て、彼は本当にこの仕事が好きなんだとわかった。
決して儲かってしょうがない、という職業ではないんだけど、彼はこれしかできない、と言うか、これを作ることが『生きている証』なんだと思う。
手作りでガラスパーツを作ることは、彼にとってはごく自然で、止められないと
いうか。だから制作ペースは、決して僕らがコントロールできることじゃない。
本当に感性一つで進む『職人の心意気』を、そのまま体現してるような人だな。」
と。さすが、自らも(ポルトガルでではありますが)代々ガラス職人の家系に
生まれたペドロ君ならではの観察眼です。
(3)へつづく
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2020年4月14日更新
★ご注文はいつも通り、24時間受けつけていますが、5/2までの間、土曜日の発送業務がお休みとなります。どうぞご了承下さい。
★ハンドメイドカボションのデビューに先立ち、店長ビビアナの解説がブログで始まっています。どうぞご一読を!!
★シャルロットビーズの楽しみ方については、こちらから順にお読み下さい。
★今だけ限定の「クラールセレクト」に、かわいいビーズがいっぱい!!
チェコ製のハンドメイドカボション、実店舗「ガレリエ・クラール」では以前より
販売していましたが、何せチェコでもたった一人の職人さんしか作れないもの
でしたので、入荷状況が不安定で、宝箱では出したくてもなかなか出せなかった
「世界に誇る最高品質のガラスパーツ」でした。
今回4/15から、遂に宝箱でも販売できるようになりましたので、それを記念して、
このパーツのこと、じっくり解説致します。
「カボション」とは、底が平らで、上がドーム状に成形されているパーツの総称。
その製造工程の全てを手作業で行い、仕上げたものを
「ハンドメイドカボション」と呼びます。
チェコには現在、カボションを作る工場が4つありますが、その中でも「ハンド
メイドのカボション」を作れる職人は、数人しかいません。今やチェコでも、
伝統工芸は後継者不足が深刻で、私達はどうかこの数人の方々から次世代へ、
今の技術が受け継がれることを、切に願っています。
彼が、私達の扱うカボションを作ってくれているチェコのガラス職人。
インドリッヒ・チェスカさんと言います。
彼は独自のセンスと、長年の経験から培った技術とで、
「彼にしか作れないパターン」を持っています。
私達は今から10数年前に彼の作るパーツを見て、恋に落ちてから、
ずっと彼の手がつむぎ出すその美しいパターンが大好きで、「材料費を惜しまずに
最高にいいコスチュームジュエリーを作る!」という時、必ず彼にお願いして、
1つ1つ作ってもらってきました。
(2)へつづく
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2020年4月13日更新
★ご注文はいつも通り、24時間受けつけていますが、5/2までの間、土曜日の発送業務がお休みとなります。どうぞご了承下さい。
★ハンドメイドカボションが、まもなくデビューします。お楽しみに〜!!
★シャルロットビーズの楽しみ方について、店長ビビアナの連載が始まっています。
★今だけ限定の「クラールセレクト」に、かわいいビーズがいっぱい!!